hanamaru park

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21 上肢と体幹の関節
1.肩関節は上腕骨と肩甲骨とで作られる関節である。
・肩関節は球関節でで、外転・内転、屈曲・伸展。外旋・内旋運動ができる。

2.肘関節は上腕骨と橈骨、骨で作られる関節で蝶番関節であり、屈曲と伸展だけできる。
・肘関節は一軸性(単軸性)の蝶番関節で、屈曲と伸展だけが可能である。一軸性の関節とは運動軸が1つしかない関節で、他には車軸関節がある。

3.回内と回外は、橈骨と骨とで作られる上下の橈尺関節で行われる。この関節は一軸性の車軸関節である。
・手のひらを上に向けたり、下に向けたりする回外・回内運動は手関節や肘関節の運動ではない。

4手関節は橈骨と、状骨を除く近位列の手根骨との間の関節で楕円関節に分類されている。
・手関節(橈骨手根関節)は二軸性の楕円関節で、外転・内転、屈曲・伸展ができる。

5.大菱形骨と第一中手骨との関節は、典型的な関節である。
・典型的な鞍関節は母指の手根中手関節(CM関節)だけである。

6.胸鎖関節には、関節内に大きな関節円板がある。
・胸骨と関節円板、関節円板と鎖骨との間でそれぞれの運動ができる。 
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20 下肢の骨
●大腿骨後面には、大殿筋の付着する殿筋粗面がある。
・大殿筋、中殿筋と小殿筋のうち、大殿筋だけが大腿骨の殿筋粗面に付き、他の2者は大転子に付く。

●寛骨には、寛骨臼の下に三角形の大きな孔である閉鎖孔が開いている。
・骨盤の内からの血管、神経の出入りする閉鎖孔は、生体では大部分閉鎖膜が張っている。

●大腿骨近位端には、外側に大きく突出した大転子がある。
・大転子には、多くの筋が付き、小転子と共に大腿骨の特徴である。

●脛骨前面には、大腿四頭筋の付く脛骨粗面がある。
・膝の下に脛骨粗面という隆まりがあり、大腿四頭筋が付く、思春期には、骨と筋肉の成長のバランスが乱れて痛みを感じることがある。

●足根骨は個である。そのうち最大で、アキレス腱が付くのは骨である。
・手根骨は8個であるが、足根骨は7個である。

●上前腸骨棘は、寛骨の骨にある突起で、臍との直線は、虫垂炎のマックバネー圧痛点を決定する基準となる。 
・虫垂炎は右側にある。右の上前腸骨棘と臍を結ぶ直線を3等分して外側1/3をマックバネー圧痛点という。 
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19 上肢の骨
●上腕骨頭の根元には、くびれてやや細くなった解剖頚がある。その下のさらに細くなった骨折しやすい部位には外科頚という。
・解剖頚は形態から定められた部位名で、骨頭と骨体とを分ける。外科頚は骨折の多発する部位につけられた名称である。

●上腕骨遠位端には、橈骨頭と関節する上腕骨小頭があり、すぐ隣では糸巻き状の上腕骨滑車が尺骨滑車切痕と関節する。
・上腕骨頭は半円球状で、肩関節を形成する。遠位端の上腕骨小頭は橈骨頭のくぼみと関節する。
・上腕骨滑車は、尺骨の滑車切痕と関節して、蝶番関節を作る。

●手首には、尺骨、橈骨ともに茎状突起という突出物がある。
・生体で手首を触れると突き出た部分が分かる。

●手掌には、短骨に分類される8個の手根骨と、長骨に分類される5個の中手骨がある。 
・手根骨は2列4個が並んでいる。豆状骨のみは手関節に関与しない。
・手掌の大部分は中手骨によって構成されている。中手骨は母指側が第1中手骨、小指側が第5中手骨である。
 
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18 骨盤
●仙骨底の前方への突出部を岬角といい、骨盤計測の重要な点である。
・仙骨は逆三角形をした骨で、底辺にあたる部位を仙骨底と呼ぶ。その中央には前方に突出する岬角(こうかく)がある。

●骨盤とは、尾骨と、5個の仙椎の癒合した骨と、左右の骨により構成される。
・左右の寛骨は恥骨結合で合わさり、仙骨とは後方で関節する。(仙腸関節)さらに尾骨が加わり骨盤を形成する。

●寛骨は、本来3種類の骨、腸骨坐骨、および恥骨から構成される。
・小児の骨をみると、寛骨にはY字軟骨が認められる。腸骨、坐骨、恥骨が癒合することがわかる。

●岬角と恥骨結合後縁を結んだ線を真結合線という。 
・骨盤の諸径は岬角が重要な計測点で、解剖学的真結合線は恥骨上縁まで、産科学的真結合線は恥骨後面まで、対角真結合線は恥骨下縁までをいう。
 
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17 胸郭の骨
●胸郭は、12対の肋骨と12個の胸椎、1個の胸骨から構成される。
・胸郭は、鳥かごのような形をしていて、中の空間を胸腔という。12対(24本)の肋骨と、12個の胸椎、1個の胸骨から構成される。胸骨は、柄と体と剣状突起に分かれる。

●胸骨は、柄、体および剣状突起の3部からなる。柄には鎖骨が関節円板を介して関節している。また、柄と体の結合部は前方にわずかに突出しており、胸骨角と呼ばれる。
・胸骨柄は鎖骨と胸鎖関節を作る。胸鎖関節は顎関節と共に、関節円板を持つのが特徴である。
・胸骨角(ルイ角)の両側には第2肋骨が肋軟骨を介して連結している。これを目安にして、体表から他の肋骨が何番目であるかを知ることができる。

●直接胸骨と関節する肋骨を真肋、1つ上の肋軟骨と関節する肋骨を仮肋という。第11と12肋骨の先端は、どの骨とも関節せず浮肋骨(浮遊肋)という。
・第1-7肋骨は、直接胸骨と関節するので真肋、第8-10肋骨は直接胸骨には関節せず1つ上の肋軟骨に関節するので仮肋と呼ばれる。
・第11と12肋骨は胸椎とのみ関節し、前端はどの骨とも関節せず自由端になっており、浮遊肋、遊離肋、自由肋と呼ばれる。 
 
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16 脊柱
●脊柱を側方からみると、頚部と腰部では前方に、胸部では後方に突出している。前への突出を前湾。後方への突出を後弯という。
・脊柱の弯曲は、ヒトが直立したために生じた。歩行様式の完全度合によって変化する。頚部と腰部で前弯、胸部では後弯している。腰部前弯は男性より女性で著しい。

●椎孔は、縦に連なって脊柱管となり、内に脊髄を入れる。
●腰椎穿刺は通常、第3-4腰椎間で行う。 
・脊髄は第1-2腰椎のレベルで場尾となるために、ここよりやや下の第3-4腰椎間で穿刺する。
 
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15 椎骨(2)
●第1頸椎は、別名環椎と、また第2頚椎は別名軸椎と呼ばれる。

●第1頸椎には椎体がなく、第2頚椎の椎体から上方に突出した突起と関節するようになっている。
・第1頚椎には、椎体がなくリング状を呈するため環椎と呼ばれる。第1頚椎の椎体は、第2頚椎椎体に癒合して歯突起となっている。

●第7頚椎は、他の頚椎と比べ、突起が特に長いために隆椎と呼ばれる。
・第7頚椎(隆椎)棘突起は長く、生体では頭を前にうなだれると、項の下が膨らんではっきりと確認できる。

●頚椎のの特徴は、椎骨動脈の通る横突孔があることと突起の先端が2分することである。
・第1-6頚椎には必ず横突起が開いており、その中を椎骨動・静脈が通る。その他、棘突起の先端が2分するのも頚椎の特徴である。第7頚椎にも椎骨静脈が通る横突起は開いているが、個体によっては閉じてしまうこともある。

●胸椎(体)の側面には、肋骨頭と関節する肋骨窩がある。
・腰椎には、肋骨突起と乳頭突起、副突起がある。元来、肋骨突起は肋骨、乳頭突起と副突起は横突起があった。
 
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14 椎骨(1)
●椎骨を構成する基本構造は、前部のがっしりとした椎体と、その後方に丸く半円形をな椎弓である。
・椎体と椎弓、そして椎弓から出る棘突起、横突起、上関節突起、下関節突起が基本要素である。

●突起は、後方に鋭く突き出た突起と肋骨と関節するために突き出た突起が目立つ。

・棘突起には、脊柱をまっすぐに保持するための筋(固有背筋)が付く。
・横突起は、頚椎では後結節、腰椎では副突起や乳頭突起に変化している。肋骨は、頚椎では前結節、腰椎では肋骨突起となる。

●上方向には、上関節突起が小さく突き出て、上の椎骨の下関節突起と平面関節を作る。
・上・下関節突起が椎間関節(平面関節)を作る。椎間関節の前で、上の椎骨の下椎切痕と、下の椎骨の上椎切痕との間にできる孔を椎間孔と呼び、ここから脊髄神経が出る。

●隣り合う椎体間には、軟骨性の椎間板がある。この中心部には核と呼ばれる弾性に富む組織がある。 
・2つの椎体の間には、椎間(円)板がある。第1頸椎と第2頸椎の間には椎間(円)板はない。
・髄核の周囲は線維輪と呼ばれる線維軟骨が取り巻いている。
 
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13 咀嚼筋
●食べ物を噛み砕き、細かくする筋を咀嚼筋という。内側・外側翼突筋のほか、側頭骨から起こって下顎骨筋突起に停止する側頭筋、頬骨弓から起こって下顎角に停止する筋がある。
・食べ物を噛み砕き、細かくする作用を咀嚼という。この機能を果たすために下顎骨の内側・外側翼突筋、外側には咬筋と側頭筋が付着している。

●咀嚼筋の支配神経は三叉神経第三枝の下顎神経である。 
・三叉神経は、その大部分が知覚神経であるが、第3枝の下顎神経が咀嚼筋を支配する運動神経を持つことは重要である。
 
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12 頭蓋骨の関節 内臓頭蓋(顔面頭蓋)(2)
1.涙を流すほど泣くと、涙が鼻涙管を通って鼻水がでる。
・涙は、涙小管、涙嚢を通り鼻涙管を経て下鼻道前部に開口するため、鼻水となる。

2.鼻腔は、副鼻腔と呼ばれる骨の空洞と通じている。このうち、最大のものはハイモア洞とも呼ばれる上顎洞である。この他、額部分にある前頭洞、脳下垂体直下にある蝶形骨洞と、上・中鼻道の2ヶ所に開口する篩骨洞がある。
・4つの含気骨内の空洞は、鼻腔と通じており副鼻腔と呼ばれる。鼻腔粘膜も副鼻腔内に侵入するので、蓄膿症や副鼻腔炎の原因となる。

3.鼻腔内面は粘膜に被われている。鼻中隔上後部には、匂いに対して敏感な上皮が存在する。また、鼻中隔の前端部には血管に富むキーゼルバッハの部位がある。
・嗅球から伸びた神経線維は篩骨篩板の多孔を通り抜け、嗅上皮に分布する。生体では赤っぽく見える。
・鼻腔内面には血管が豊富で、特にキーゼルバッハの部位は鼻出血の好発部位である。
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