hanamaru park

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Q30 上肢帯胸郭関節の動きとその特徴
 POINT
●肩甲骨は胸郭表面上を移動する。
●胸鎖関節は上下・前後に動く鞍関節である。


 上肢帯骨すなわち鎖骨と肩甲骨は胸鎖関節で胸郭と関節するのみであり、肩甲骨は肩鎖関節で固定されるのみである。
 肩甲骨は以下に示す筋により、胸郭表面上を移動する。すなわち、肋骨と外肋間筋の表面
にある粗性結合組織上を内方・外方、上下に移動するほか、上角が外方または下角が外方に
引かれることにより胸郭表面で回転する。
 背部には僧帽筋M.trapezius、肩甲挙筋M.levator scapulae、小菱形筋M.rhomboideus minor、大菱形筋M.rhomboideus majorがあり、肩甲骨を内側(内上方・下方)に引く。前方には鎖骨下筋M.subclaviusと小胸筋M.pectoralis minorがあり、上肢帯を前に出す。側方には前鋸筋M.serratus anteriorがあって、肩甲骨を外方に引き出す。以上の筋群で肩甲骨を回転させることもできる。
| 【解剖】新解剖学 | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Q29 鼡径管の構造とそこを通るもの
point
●浅鼡径輪と深鼡径輪を結ぶ隙間を鼡径管という。
●中を通るものは男と女で異なる。

 側腹部の筋は内下方は腱膜になり、鼡径靭帯Lig.inguinaleを作る。鼡径靭帯の内側上方には外腹斜筋腱膜が裂けて穴があいており、これを浅鼡径輪Anulusinguinalis superficialisという。鼡径靭帯の中央よりやや内側の腹腔側には腹横筋腱膜の裂け目があり、これを深鼡径輪Anulus inguinalis profundusという。浅・深鼡径輪の間を
鼡径管Canalis inguinalisといい、長さは約4〜5cmである。胎生期に精巣下降の結果、男性では精索、女性では子宮円索が通っている。鼡径ヘルニアは男性に多い。
 前壁は外腹斜筋腱膜からなり、浅鼡系輪の両側で内側脚と外側脚を作る。下壁は鼡径靭帯
と裂孔靭帯からなる。上壁は内腹斜筋と腹横筋の下縁で、その一部が伸びて精巣挙筋となり
、浅鼡径輪を出て精索の表面を覆う。後壁は腹横筋腱膜と横筋筋膜で、その内側に腹膜があ
る。
 精索Funiculus spermaticusは精管、蔓(つる)状静脈叢、精巣動脈、精管動脈、精巣挙筋動脈、精巣動脈神経叢、陰部大腿神経陰部枝、リンパ管、精巣鞘間筋が束になったものである。これらを包む被膜としては、腹膜の続きである精巣鞘膜、内精筋膜、精巣挙筋、外精巣挙筋膜などがある。
 
| 【解剖】新解剖学 | 15:11 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
Q28 腹部の筋とその作用
point
●腹筋運動で下肢を挙げる理由は?


 腹部の筋は腹圧を高める作用や骨格運動のはこ、呼気運動に際しても働いている。前腹部筋Mm. abdominis anterioresとして腹直筋M. rectus abdominis、外腹斜筋M. obliquus externus、内腹斜筋M. obliquus internus abdominis、腹横筋M. tr anversus abdominis、錐体筋M. pyramidalis、後腹部筋として腰方形筋M. quadra tus lumborumがある。
 腹部の筋の多くは骨盤の前部に付くことから、筋が作用すると骨盤前部が引き上げられる。したがって、下肢を前方に上げて固定すると重なりの役目をはたし、腹筋の運動になる。 
| 【解剖】新解剖学 | 13:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Q27 横隔膜の構造とそれを貫くもの
 POINT
●胸腔と腹腔を境し、ドーム状に上に膨らむ。
●食道、動・静脈、神経、胸管などがここを貫く。
●横隔膜ヘルニアはどんなところに可能性があるか?

 横隔膜Diaphragmaは腰椎部、肋骨部および胸骨部の体幹内壁から起始し、中央の腱中心
に付着する横紋筋
である。
 腰椎部Pars lumbalis:第1〜4腰椎体からの右脚と第1〜3腰椎体からの左脚から起始し、第12胸椎の前で交叉し、下行大動脈と胸管を通す大動脈裂孔Hiatusaort icusを作る。
その上方で食道と迷走神経を通す食道裂孔Hiatus esophageusを作り、再び交叉して腱中心に付着する。食道裂孔からヘルニアが起こることがある。右・左脚を内側脚といい、各脚の一部に大・小内臓神経と奇静脈と半奇静脈が通っている。この外方で肋骨突起との間に張る内側弓状靭帯、および第12肋骨との間に張る外側弓状靭帯からも筋線維が起こる。これを外側脚といい、後者の深層を腰方形筋と大腰筋が通る。
 肋骨部Pars costalis:第7〜12肋軟骨内面から起始し、健中心に付着する。最も広い部分である。
 胸骨部Pars sternalis:剣状突起と腹直筋鞘内面から起始し、腱中心に付着する。最も狭い。
 前記3部の境界のうち、腰椎部外側脚と肋骨部の間を腰肋三角といい、肋骨部と胸骨部の間を上腹壁動・静脈とリンパ管が通り胸肋三角という。これらの三角形の間隙は胸膜と腹膜が接し物理的に弱いため、腹部内臓が胸腔に入りヘルニアを起こすことがある。
 腱中心Centrum tendineumは横隔膜の付着腱の集まりで、クローバー状の形をしている。右内側脚の前方には下大静脈と横隔神経の通る大静脈孔Foramen venae cavaeがあいている。
 横隔膜(肝臓は腹膜によって横隔膜に固定されている)が収縮するとドーム状の膨らみが下
がり吸気が起こり、弛緩すると膨らみが戻り呼気となる。支配神経はC₃〜C₅を根とする横
隔神経である。

    参考→Bochdalek(ボホダレク)孔ヘルニア
    先天性横隔膜ヘルニアの1つ。
| 【解剖】新解剖学 | 10:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Q26 呼吸筋の種類ー安静呼吸と深呼吸の違い
 POINT
●吸気筋のほうが多く、呼気筋のほうが少ない。
●横隔膜も筋であり、腹式呼吸に重要な役割をはたす。
●深呼吸のときには胸郭に付着する広範囲の筋が働く。


 肋骨が上下することにより胸式呼吸が行われ、横隔膜と腹圧により腹式呼吸が行われる。
安静吸気に際しては筋が作用するが、それに対して肺自身の弾性、胸郭の弾性、横隔膜の弛
緩による弾性により胸郭が収縮し呼吸が起こる。

 ^太典杁い虜欹醉僂垢覿據Р3嵋譟外肋間筋、内肋間筋前部
 強制吸気の際作用する筋:上記,里曚、肋骨挙筋、上後鋸筋、前・中・後斜角筋、前
鋸筋、大・小胸筋、胸鎖乳突筋、像帽筋、肩甲挙筋
 6制呼気の際作用する筋:内肋間筋中部・後部、腹直筋、外・内腹斜筋、腹横筋、肋下
筋、胸横筋、下後鋸筋

  
| 【解剖】新解剖学 | 10:20 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
Q25 背部の筋と脊柱運動
 POINT
●浅背筋は上肢帯と自由上肢の運動。
●背骨の両側に固有背筋がある。


 最も浅層にある僧帽筋M.trapeziusは副神経支配で、肩甲骨と鎖骨に付いて肩を内側方 (内上方、内下方も含めて)に引く。肩甲挙筋M.levator scapulae、大・小菱形筋M.rhomboideus major et minorも肩甲骨に作用するが、広背筋M.latissimus dorsiは上
腕骨を動かす。
 上後鋸筋と下後鋸筋M.serratus posterior superior et inferiorは肋骨に付いて肋骨を動かす。
 脊柱の両側には固有背筋群があって、腸肋筋、最長筋、棘筋は脊柱起立筋M.erector  spinaeと呼び、脊柱を起こす。半棘筋、多裂筋、回旋筋は横突棘筋M.transversospinalisと呼ばれ、脊柱を回旋させる。棘突起の間にある棘間筋Mm.interspinalesは脊柱を後方にそらし、横突間筋Mm.intertransversariiは脊柱を横に倒す。

  参考→胸腰筋膜
  浅部にあるものを浅葉、深部にあるものを深葉といい、固有背筋を包むようにある。
| 【解剖】新解剖学 | 09:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Q24 頚部の筋によってできるくぼみとそこにあるもの
POINT
●頸動脈の拍動を触れるところは?
●腕神経叢ブロックはどこを目指すか?


 頚部の筋によってできるくぼみや間隙は次のようなものがある。
 顎下三角Trigonum submandibulare:下顎底と顎二腹筋の前腹と後腹によってできる三角。顎下腺があり、顔面動脈の拍動を触れる。
 頚動脈三角Trigonum caroticum:胸鎖乳突筋前縁、顎二腹筋後腹および肩甲舌骨筋上腹によって囲まれる三角。総頚動脈が内・外頚動脈に分かれるところで、強い拍動を触れる。内頚静脈、迷走神経もここを通る。
 大鎖骨上窩Fossa supraclavicularis major:胸鎖乳突筋後縁、肩甲舌骨筋および鎖骨上縁によって囲まれる。腕神経叢があり、鎖骨下動・静脈が通る。
 小鎖骨上窩Fossa supraclavicularis minor:胸鎖乳突筋の胸骨頭、鎖骨頭および鎖骨によって囲まれる小三角。鎖骨下静脈がある。
 斜角筋隙Scalenuslucke:前斜角筋、中斜角筋および第1肋骨によって囲まれる。腕神経叢があり、鎖骨下動脈が通る。
   
    参考→腕神経叢ブロック
    上肢の麻酔は斜角筋隙にある腕神経叢を麻酔する。
| 【解剖】新解剖学 | 18:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Q23 顔の表情をつくる筋
POINT
●表情は浅頭筋の作用によって変化する。


 表情筋(浅頭筋)は23個あり、すべて大伺梢牲个顔面神経によって支配されている。主なものを例挙する。
 額に皺を作る:後頭前頭筋M.occipitofrontalis
   眉を動かす:皺眉筋M.corrugator supercilii、眉毛下制筋M.depres-sorsupercilii
 瞼を閉じる:眼輪筋M.orbicularis oculi
 唇を閉じる:唇輪筋M.orbicularis oris、口角下制筋M.depressor anguli oris、大頬骨
       筋M.zygomaticus major
 唇を開ける:小頬骨筋M.zygomaticus minor、上唇挙筋M.levatorlabii superioris、上
       唇鼻翼挙筋M.levator labii superi-oris alaeque nasi 
  (耳介を動かす):前耳介筋M.auricularis anterir、上耳介筋ーーsuperior、後耳介筋ーー    posterior
 鼻翼を動かす:鼻筋M.nasalis、上唇鼻翼挙筋
 鼻中隔下制筋M.depressor septi
 エクボを作る:笑筋M.risorius
 オトガイに皺を作る:オトガイ横筋M.transversus menti、オトガイ筋M.mentalis
 ほほえみ:口角挙筋M.levator anguli oris
| 【解剖】新解剖学 | 16:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Q22 顎関節の構造と咀嚼運動
 POINT
●関節頭に比べ関節窩が広いため、滑走運動が可能。
●関節円板の上下で動きが異なる。
●咀嚼運動を行う筋群と開口運動を行う筋群は別。


 顎関節Articulatio temporomandibularisは下顎骨の下顎頭が文字どおり関節頭で、側頭骨の下顎窩および関節結節まで含めた広い凹みが関節窩となり、顆状関節である。両骨の間に関節円板Discus artic-ularisが関節腔を二分している。上の関節腔では側頭骨と関節円板との間で滑走して前後・左右への移動を行い、下では主として下顎骨の開閉運動を行う。

 顎関節の補強靭帯は次の3つがある。
 外側靭帯Lig.laterale:側頭骨頬骨突起根部から始まり、関節包の外側に密着しつつ下頚頚に付く。
 蝶下顎靭帯Lig.sphenomandibulare:関節包よりも内方にあり、蝶形骨棘から始まり下顎小舌に付く細長い靭帯。
 茎突下顎靭帯Lig.stylomandibulare:顎関節の後方にあり、茎状突起から起こり下顎角後内面に付く。
 下顎を閉じ前後・左右へ移動させる筋群は4つあり、咀嚼筋Mm.masticatoriiといい、三
叉神経の第3枝である下顎神経によって支配される。
 側頭筋M.temporalis:下顎を引き上げるとともに後方に引く。
 咬筋M.masseter:下顎を引き上げるとともに前方に引く。
 内側翼突筋M.pterygoideus medialis:下顎を引き上げる。
 外側翼突筋M.pterygoideus lateralis:関節円板と下顎を前方に引き、片側だけが働くと反対側に引く。
 逆に下顎を下方および後方に引き開口させる筋群には主として4つの舌骨上筋Mm.supra
hyoideiがある。このとき4つの舌骨下筋群が舌骨を下方に引き、補助的に働く。
 顎二腹筋M.digastricus:下顎を引き上げ後方に引く。前腹は下顎神経後腹は顔面神経の二重支配を受ける特徴がある。
 茎突舌骨筋M.stylohyoideus:舌骨を後上方に引く。
 顎舌骨筋M.mylohyoideus:舌骨を引上げる。舌骨固定時には下顎を下げる。
 オトガイ舌骨筋M.geniohyoideus:舌骨を引上げる。舌骨固定時には下顎を下げる。
 舌骨下筋Mm.infrahyoideiは頚神経ワナ(C₁〜C₃)の支配を受け、主として舌骨を下
方に引く4つの筋である。胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋、甲状舌骨筋がある。

参考→下顎脱臼
下顎頭が関節結節の前方に滑ると脱臼することがある。
     
参考→下顎頭の動きの触知
外耳孔に指を当て顎を動かすと下顎頭が移動するのがわかり、大きく開口すると下顎頭が前に移動して触れなくなる。
| 【解剖】新解剖学 | 15:30 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
Q21 足首の関節の構造
POINT
●脛骨・腓骨←[距腿関節]→距骨
●距骨←[足根間関節]→足根骨(7つ)

 足首の関節は距腿関節と足根間関節とがある。
 1)距腿関節Articulatio talocruralisは脛骨の下関節面と内果関節面、腓骨の外果関節面で作られる関節窩と、距骨滑車の関節頭で構成される。蝶番関節の一種のラセン関節で、底・背屈の作用がある。関節包は前後に余裕があるが内外には短い。補強靭帯には次のようなものがある。
 内側(三角)靭帯Lig.mediale(deltoideum):内果より起こり、舟状骨、腫骨(しょうこつ)および距骨に放散する三角形の強い靭帯。
 前距腓靭帯Lig.talofibulare anterius:外果の前端から起こり、距骨に付く。
 後距腓靭帯Lig.talofibulare posterius:外果から起こり、後走して距骨後面に付く。
 腫腓靭帯Lig.calcaneofibulare:外果から腫骨外側面に付く。

 2)足根間関節Articulationes intertarseaeは7つの足根骨どうしの関節で、次のものがある。
 距腫舟関節Articulatio talocalcaneonavicularis
 距骨下関節Articulatio subtalaris
 横足根関節Articulatio tarsi transversa
 腫立方関節Articulatio calcaneocuboidea
 楔舟関節Articulatio cuneonavicularis

    参考→関節離断術:横足根関節はChopart(ショパール)の関節といわれ、Lisfranc(リスフラン)関節(足根骨と中足骨との間の足根中足関節)とともに足の関節離断術に利用されるところである。
 外果剥離骨折:足を内反した状態で落ちたりすると、外果に付く靭帯が引っ張られて外果の剥離骨折を起こすことがある。 
| 【解剖】新解剖学 | 13:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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