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Q37 大腿三角、大腿管の位置
 POINT
●鼡径靭帯中央、約2横指下に大腿動脈の拍動を触れる。
●大腿輪から伏在裂孔に至る隙間を大腿管という。
●大腿輪は大腿管の入口で、血管裂孔の内側にある。


 大腿三角Trigonum femoraleは大腿前面上部にあり、上部は鼡径靭帯、外側は縫工筋、内側は長内転筋によって囲まれ、鼡径靭帯を底とする三角形である。別名スカルパ三角
Scarpa's triangleともいい、生体でも浅い凹みが確認できる。この深層の床には腸腰筋と
恥骨筋があり、腸恥骨筋膜に覆われている。表層は大腿筋膜に覆われるが、内側上方には大
伏在静脈を通すための伏在裂孔Hiatus saphenusがあいている。
 鼡径靭帯は上前腸骨棘と恥骨結節の間に張り、外腹斜筋の停止腱膜の腱弓が発達した靭帯
である。内側端の一部は分かれて恥骨櫛内側に達し、裂孔靭帯Lig.lacunareという。鼡径靭帯の中央よりやや外側と寛骨との間を腸恥筋膜弓Arcus iliopectineusが二分し、内側の血管裂孔Lacuna vasorumと外側の筋裂孔Lacuna musculorumを形成する。筋裂孔は腸腰筋と大腿神経の通路である。血管裂孔からは内側に大腿静脈、外側に大腿動脈が恥骨筋膜の表層を並列して下行し、大腿三角の先端に向かう。
 大腿静脈と裂孔靭帯の間の狭い隙間を大腿輪Anulus femoralisといい、腹壁の支えの弱いところである。さらに、大腿輪から大腿静脈の内側方を通って伏在裂孔に至る狭い隙間を大腿管Canalis femoralisといい、少量の脂肪組織やリンパ節、リンパ管で埋まっている。これらは大腿ヘルニアの通路となり、伏在裂孔を経て皮下に達する。

参考→大腿ヘルニア:腹部臓器は腹膜に覆われて大腿管を通り、鼡径靭帯の直下に脱出するもの。高齢の女性に多く、嵌頓しやすいので注意を要する。
    
    参考→大腿三角の部位の外傷:この部には太い大腿動脈が浅く走っているので、動
    脈損傷により大出血をきたすことがある。
| 【解剖】新解剖学 | 10:34 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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| - | 2018/03/02 9:51 PM |
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